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次の瞬間には前にある自動ドアは開き始めていた。
「修司め、相変わらず良い仕事するわね。」
と口の端を上げながら呟いた。
直ぐにエレベーターに乗り込み8階へ着いくと直ぐに屋上へ出た。
屋上は電気もなく静かな漆黒の闇が広がっていた。
耳にかけたイヤホンからは快が大信金融ビルへ乗り込んだ事を伝える声が聞こえてきた。
かるく相づちを返すと同時にケースを広げ狙撃銃の組み立てにかかった。
漆黒の闇の中カチャカチャと高い金属音が音をたて、静かに吹く風が白いワンピースを揺らしていた。
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