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俺と美奈子は細く入り組んだ道を歩き一軒の小洒落た喫茶店『MOON』へとたどり着いた。
入ろうとした時俺の右ポケットに入っていた携帯が鳴りだした。
画面にはもう一人の同い年の相棒『海藤 修司』の名前が表示された。
すぐに電話にでると鼻に掛かるような声で修司が喋り出す。
「もう着いたか?」
「今から入るところだ。」
「そうか。言い忘れていたけど情報は毎回コースターの裏だよ。」
「わかった。」
それだけ話すと俺は携帯を切り、美奈子に伝えた後一緒に店に入った。
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