夢で逢えたら。

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          『ねぇ、死ぬってどんな感じなのかな?』            キミが突然発した言葉。            咲き誇る花のような笑顔をボクに向けて言うから、一瞬、何を尋ねているのか理解できなかった。            あまり話をしたことのないキミと。    あまり話をした経験のないボクと。            クラスでも人気のあるキミと、内気なボクとの最後の会話は、実感のない、それでいて何か胸に淀みを作る、殊更に重い定義についてだった。      
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