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晴れた日の教室。
晴れないボクの心。
昼休み、窓際一番後ろの席で机に突っ伏しているボクに対して、憎たらしいほどに燦々と光を放つ太陽は、鬱陶しいくらい夏を感じさせる。
滲む汗は半袖の開襟シャツを肌に張り付かせ、更に不快感を煽る。
ボク、斉藤潤一のいる高校、3年C組では、キミ、相沢香織がいなくなっても、普段通りに時間が過ぎているよ。
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