「雨」

2/2
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
雨の音を聞けば ふと雨に打たれたくなる 「雨」というイメージは 凄く流動的で排他的だ 忘れたを見つけられたり 捨ててしまったり 感傷的になってしまうのは もちろんだけど 凄く冷静に自分というものを 探す事ができたりする そこには失望も希望も無い もちろん止まない雨も無い ただ一定のリズムで 打ちつける雨は 認めたくなかった自分を 嫌というほど教えてくれる 別に明日が晴れなくったって いいよ 止まない雨が無いって事や 明けない夜が無いって事も 決めるのは自分だから
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!