プロローグ

2/6
前へ
/20ページ
次へ
なんて事無い、いつもどおりの朝だ。 と言っても、普通の家庭のいつもどおりとは少し違う。 飯を食う。 昨日買っておいたぐんぐんグルト(乳飲料)は私の大好物である。 朝食を終わらし、登校の準備する。 まあ、昨日は午前中だけだ。 校長のやけに短い話しとRHRがあるぐらいだから慌てる必要はない。 もっとも、遅刻するつもりは無いがな。 ぶつけて角が白くなった学生鞄を背負い、運動場の土で黄色くなった運動靴を履き、仕事で朝帰りの熟睡している父が目を覚まさないように 「行って来ます」 と言って、鉄の軽めな玄関を後にした。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加