プロローグ

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「ごめん、まだ読んで無い。この前調子に乗って買いためた小説片付けてたら、読むひま無くなっちゃって」 この子の趣味は読書だ、難しい本からラノベまで結構何でも読む。 私の貸した本は神話の本だが、神話の癖につじつまがあっていて、ストーリーもなかなか面白く、変わった物だった。 「そか、呼んだら感想教えてね」 っと、言葉を発した瞬間 「やほ~お二人さん」 と、またしても馴染みのちょいと低めなボイスが聞こえてくる。 「何の話ししてたん」 女子にしては長身で、右半分の髪は顔が隠れる程度に流し、左半分は後ろで束ねた、ショートの女子が鞄を肩に担いで登場した。 何を隠そう、彼女は私の親友その2であり、頭はあまり良くないが、運動神経超バツグンな人である。
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