足りない“心”

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「花!!」 「は、はいっ!」 瑞穂先生に呼ばれて慌てて前にでる私。 そう。夏の大会で先輩が引退し、なんと次期キャプテンに私が選ばれたのだ。 私は深く息を吸い込んでから、静かに口を開いた。 「みんな、合宿お疲れ様。長かった合宿も、今日で一区切りです。本当に色々なコトがあったよね…」 みんなを一週して見つめる。各々が頷いたり、めをつむったりして記憶を巡らせる。 私め一度目を閉じ、そしてみんなに激を飛ばした。 「それぞれがこの合宿で学んだコトを生かして…これからの練習試合、頑張って行こう!!」 みんなが一斉に沈黙を破った 「おーっ!!!!!」 みんなの返事を聞き、私はつい嬉しくなって泣きそうになるけど我慢っ。 瑞穂先生がパンッと手を叩く 「よし、気合いも入った所で、帰りの支度をするぞ」
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