6人が本棚に入れています
本棚に追加
/54ページ
「おい……まだなのかよ…ハァハァ…巫女の祭壇ってのは…」
「うん、神聖な場所だし避難場所だからね。」
村を出てからかなりの距離を歩いている。煙がうっすらにしか見えなくなっているのがその証拠だ。
歩く道中この世界や祭壇のことを色々聞いたのだが…
「巫女の祭壇ってのは何なんだ?」
「祭壇にはね、星銃が納められているの」
「星銃?」
「うん、伝承があってね」
『この世界が厄災に襲われる時、メシアが現われる。メシアは星の力を使い厄災を鎮めてくれるだろう』
「伝承ねぇ…(良くある話だな)それで、星の力ってのは?」
「星銃には星の力が宿っているらしいの。世界を守護する6つの力。火・水・風・雷・地・草って具合にね」
「ふーん…まるでゲームの世界だな」
最初のコメントを投稿しよう!