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私自身
「お前、国境警備行きな?」
意味がわからなかった
明かな左遷ではないかと怒りを覚えることも忘れていた
そんな私を見て、部隊長はからかうように笑う
「何がおかしいのですか!?」
「スマン、言い方が悪かった。カトレア曹長を国境警備隊隊長に任命する」
「なっ!?上は正気ですか?私は隠密部隊の隊員ですよ」
「だからこそ、だろう?」
意味ありげにニヤリと笑って見せる隊長
「な、なんのことですか?」「国境警備隊の噂。聞いたことは?」
「狂った兵士達を起用しているっていうのなら・・・」
「事実だ。そして、完全に発狂した場合、その隊の隊長がそいつらを始末する」
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