終わりと始まり

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そう、今日は今までの自分との決別の日なのだ。 生活が苦しく、断水、断食、明かりなしの夜は当たり前。 今月、学校に顔を出した回数も片手で足りてしまう。 亡き両親が残した借金の工面に朝から晩まで走り回る毎日。 今思い返せば、こんな(一般の人から見たら壮絶な)日常も恋しく感じる。 さらば、俺の平凡なライフスタイル。 こんにちは、非凡な日常。  
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