ソシテアラワレタ

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うちの幼稚園は実は全国に系列園、校がある。 毎年3月に1泊の研修会があり、ホテルに泊まる。 そこには現地集合なので、りかセンパイが 「一緒に行こう!」 と声をかけてきた。 大体うちは近いので、現地までは1時間弱だ。遠いとこは飛行機を利用するとこもあるくらい。 午後から始まった研修会。どこからか来た教授が演説をして、夜は懇親会という名の飲み会だ。 そこで…。 幼稚園だけでなく、学校もくるので、男の人がけしていないわけではないが、学校ともなると、4大卒だし、ベテランが多く、若いかいセンパイは意外に目立つ。 そして、見た目チャラッとした感じのかいセンパイは実はお酒が弱くあまり飲めない。な・の・に、この日だけは新人や男の子は無理無理飲まされてしまう。 すっかり、出来上がったかいセンパイは食事会の終りに、うちのセンパイ方の前でこんなことを言ったのだ! 「このあとさぁ~、○○幼稚園の先生たちに誘われちゃった!部屋で飲むから来ない?だって!合コンじゃん?オレと、吉川さんと…。いや、実は去年の研修会のときにも合コンしようって言われててさ、夏に連絡とってたんだけどさぁ…」 その瞬間あたしの目線はセンパイ一直線だった! ん?夏だと? 夏といえば、まさにアタシたちが崩れ始めた時期。《くわしくはホシゾラノヤクソクをみてね。》 ふ~ん、なるほどね。あたしとロマンス楽しんでる間もやることやってたわけか。 その目線に気づいたかいセンパイは、ヤバイという顔を見せた。いつもよりも大量飲酒のアタシ。もちろん出来上がっている。 そして、行動に出た。みんなで部屋に戻る際に、かいセンパイのうしろを歩いてたアタシは、 「こんなもんだよね、人生なんてさ。バカみたい。」と新人のオカチャンに言った。もちろん、聞こえるように。 酔っぱらったかいセンパイも、さすがに聞こえたのか、振り替えってアタシをみていた。その言葉の意味を理解したかは定かではないが…。 ざけんなよ!と背中にかいてその場を立ち去ったアタシ。そして、この後意外な出来ゴトが、起きるのである。
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