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カンヅメレンアイ
次の年、つまり2年目。アタシはまた年中になり、お引っ越しとは言うものの、隣にズレタだけだった。
隣…そう、皮肉なことにかいセンパイの温もりたっぷりのクラスに移動になったのだ。
《なんでこうなるかなぁ、》つぶやきながら荷物を淡々とまとめる。
昨年度はいろいろあったなぁ、と染々感じた。かおりセンパイとも途中からギクシャクして後半アタシはひとりぼっちだった。何かわからないことがあってもかいセンパイに聞きに行けば冷たくあしらわれ、かおりセンパイはイライラの矛先をアタシに向け、気分のアップダウンに振り回された。
でも、研修会の最後に
「もっと聞いて行動してほしかった、来年からはよく聞いてね」
と言われ、フクザツな心境だった。でも、はっきりとそう言われたことで胸の中のつっかかりがとれた気がして楽になった。
そしてかいセンパイはなんと年少に下がり、りかセンパイと二人で組むことになった。これまた、ただじゃ済まない予感…。
頼むよ、ネーサン。
あたしの秘密の恋愛は二年目を突入した。
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