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「では……このアイリ・ラッセルはどうするつもりで?」
男は恐る恐るマクベスに聞いた。
「先ほども言いました通り、追加合格者として新たに設立される団に加入していただきます。
準優勝なのですから実力はこれからどんどんのびていきますよ、彼女は」
マクベスは確信するかのように言った。
「しかし、いきなり言われましても……」
「これは宰相命令です。今すぐ手配をお願いします。」
マクベスは冷静に言ったがその言葉には誰も言い返せない迫力があった。
「わかりました…」
男はそう言い残すと急いでマクベスの執務室を出ていった。
男も上司にこう言われれば逆らうことができない。
マクベスは騎士免許取得者リストにアイリ・ラッセルの名前を書き加えた。
立ち上がるとこう言った、
「さあ、行きましょうこのラジアータの未来を担う騎士達に会いに。」
マクベスはそう言うと結果発表のためにコロシアムに向かった。
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