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閉会式が終わった後、アイリとユウキはコロシアムに残るようマクベスに言われた。
―約15分後……
マクベスは一人の人物を連れて二人の前に現れた。
「紹介しましょう、こちら、今度からあなた方が加入する団の団長を務めて頂く、ユンナ団長です。」
マクベスにそう言われて紹介された女性は、二人に笑顔を向けて握手を求めてきた。
「よろしくね」
ユンナはラジアータには数少ない漆黒の髪の色をしていて、背が高く顔立ちも整っているのでまるでモデルさんみたいだ。
全身紺色の鎧をまとっていた。
「こちらこそよろしく」
アイリは少し照れながらも、握手に応じた。ユウキも同様に握手に応じた、黙ってはいたが、
「では、これからお二人が当面の間住むことになる。寮に案内します。」
マクベスの側には係の人が待機していた。
「着替えが終わりましたら、三階の騎士団会議室にて、結団式を執り行います。時間厳守で宜しくお願いします」
いつになくこの人は丁寧な喋り方だな➰とアイリは思った。
アイリは係の人に連れられ、コロシアムを後にした、
ユウキはアイリの後ろ姿を見えなくなるまで、ずっと睨んでいた
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