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彼女は自らクリスと名乗った。
同世代だということもあってか、二人はすぐに仲良くなった。
「ねぇ、クリスって騎士団見習いなの?」
「そうだけど」
「じゃあ、あたしと同い年?」
「新人、なんかあんた勘違いしてない?」
「へ⁉」
「あたしは、あんたより年上だから‼19歳‼」
「え゛~⁉嘘だぁ~」
クリスはアイリよりも明らかに年下に見えた。
「ほんとよ‼よく幼い顔だって言われるんだから⤵」
(そう言われてみれば…)
アイリはクリスの顔をジーッとみた、
くりくりっとした瞳、左右下の方で結わえた髪…確かに19歳には見えない。
「んじゃあ、何て呼んだらいい?あ、敬意を評して先輩ってよぼうか?」
「ちょっ……💦💦それは止めて…」
「クリス先輩➰😁」
アイリは完全にクリスをおちょくってる。
「もう~💦止めて~」
クリスは恥ずかしそうに顔を覆ってる。
(この人結構いじられキャラだな✨)
アイリはニヤリとした。
「じゃあ、新人って呼ばなくなったら止めるよ~」
「分かった分かった、アイリって言ったっけ?だからもう止めろ💦」
「は~い✨」
(こいつと同室かぁ…こんな調子じゃ先が思いやられるわ…)
クリスは心からそう思った。
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