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『やっぱりどんなに好きで、どんなに思っていても、想いは届かないこともあると思うよ。だから好きな人を変えてみたら⁉』
栄君は諦めなかったので、遂に告白しました。しかし、彼女の答えは意外なものでした。
『ありがとう。栄君の気持ち、知ってたよ…。だから言ったじゃん。他の人を好きになったらって。傷つけたくなかったから…遠回しに言ったの…ごめんね』
あぁ、何でその気持ちに気づいてあげられなかったんだろう。
彼は悔やみました。
そしてそれが、最初で最後の彼女の優しさとなりました。
次の日、事態は思いがけない方向へ動きます。
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