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山本元柳斎重國
『さて…先ずは
ゆるりと潰していこうかの』
手にしている杖が徐々に斬魄刀の姿へと変貌すると元柳斎は斬魄刀を横へ大きく振る
山本元柳斎重國
『万象一切 灰燼と成せ…
流刃若火!!』
斬魄刀から放たれた炎は藍染惣右介・市丸ギン・東仙要の周囲に高い炎の壁を作り上げた
市丸ギン
『ひゃァ,熱い熱い
総隊長さん手荒いわァー』
東仙要
『こんなもの我々が
全力を出せばどうとでもなる
藍染様の指示あるまで待とう』
盲目の主,東仙要は暑そうに手をパタパタ扇ぐ市丸ギンにそう話す
藍染惣右介
『何の事も無いさ
この戦い…我々はただこの燃え盛る炎の内から戦いを見ているだけでいいんだ
我々が手を下すまでもなくこの戦いが終結することになった
ただ,それだけだよ』
謎めいた笑みをしつつ
そう言葉にすれば十刃たちに目を移した
場所は変わり死神サイド
檜佐木 修兵
『東仙隊長…
待っててください
今,あなたの眼を覚まさせてみせます』
檜佐木の刀を握る手は
自然と力が入っていた
かつての上官である東仙要が虚圏へ旅立ってから檜佐木はずっと彼を尸魂界へ連れ戻そうと考えていた
しかし
一定時間,柱を守る任務を与えられていた為に,まずはその任務を遂行する事が彼の使命だ
そこに一人の男が現れる
ジオ=ヴェガ
『よォ,てめぇが陛下の言っていた柱を守る蟻の一匹か?』
檜佐木
『そうだな,確かに俺は
柱を守る者だが蟻じゃ無ぇ
死神だ』
薄ら笑いを浮かべる破面に対して冷静に返事をすれば
斬魄刀を抜き,構える檜佐木
ジオ
『生意気な事言ってられるのも今のうちだぜ?死神!
てめぇの屍が此処に晒されるまでせいぜい生意気でいることだな!!』
言い終わればジオも斬魄刀を抜き,ようやく死神と破面の初戦の火蓋を切った
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