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檜佐木
『案外…硬いもんなんだな…
"鋼皮"ってのは』
ジオ
『おいおい…んな悠長な事を
言ってる場合か??
こっちも時間が無ぇんだ
早くしねぇと
陛下がお怒りになるからな』
そう言って少し後ろにふと目をやったジオの目の先には
かつての虚圏の王,バラガン・ルイゼンバーンが王座に腰掛けていた
ジオ
『あばよ 死神
てめぇは此処で終わりだ
食い千切れ―――――
虎牙迅風!!』
斬魄刀を地面へ刺して
解号を唱えれば巨大な霊圧と煙がジオを覆いだした
檜佐木
『破面の斬魄刀解放……
これが帰刃か』
檜佐木は意識を集中し,
警戒しつつ前を見据える
その刹那,
後ろから声が聞こえた
ジオ
『いつまでそっち見てんだ?』
檜佐木
『何…だと?』
振り返った頃には時既に遅し
檜佐木の腹には
鮮やかな血が滴っていた
大きく体が傾いたかと思うと
上空から地へと落ちていった
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