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皆さんこんにちは｡
私は白川 琴音(ｼﾗｶﾜ ｺﾄﾈ)｡
セーラー服を卒業して憧れのブレザー……､そう私は今日から高校生になります！
そしてただ今登校中なんですが､
私は目の前の様子を呆れた目で見つめています｡
それはもう､本当に呆れた目で｡
?｢あぁ？｣
?｢あ？
……お､いいとこにいんじゃん｣
私に気づきその男は私に声を掛けてきた｡
私を見て話しかけないで欲しい｡
いや､じっと見てた私が悪かったのかもしれないけどさ｡
いつものように巻き込まれるのは目に見えてたはずなのに｡
?｢何？ お前の女？｣
不良のリーダー的な奴が私をニヤニヤしながら見つめてくる｡
何？
そんなジロジロ見ないでよ｡
鳥肌が立つじゃん！
?｢ってか今日入学式なんだけど､早く退けてくれねぇ？｣
不良の視線に気づいた“こいつ”は思いっきり睨みつけそう言った｡
そうそう､今日は入学式なんだ！
忘れかけてたよ｡
入学式に遅れて行くなんてシャレにならない｡
やっとの思いで受かったのに｡
?｢そんなこと言っていいのかな？
この子どうなっても知らないよ？｣
そう言ってニヤリと不気味に笑う不良A(←命名)は少しずつ私に近付いてきた｡
え……？
私は逃げる間もなく不良達に囲まれてしまった｡
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