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―8つの国で統一されているユーラ大陸―
そこは争いもなく、世界の人々は平和な日々をすごしている。その8つの国の中でも、一番小さな国「アバディーン国」では国の誕生祭が開かれていた。
城の前では国王の挨拶が行われようとしている。
「国王の挨拶聞きに行かなきゃ」
一人の少年がそう言いながら家を飛び出す。彼の名はカルナバル。アバディーンに住むごく普通の少年だ。
―城の前にたどりついたカルナバル。国王の挨拶はもう始まっていた。
「もう始まってるや」
そう言いながら国王の話を聞いていると、一人の男がカルナバルの横を通り過ぎて行った。
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