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「能力について話してたろ?…悠は突然床にうずくまったんだ…。それでいきなり立ち上がったと思ったらいきなり悠は能力を使い出したんだ。攻撃系の技を。しかも使えるはずのない上級魔法をな」
「は…?」
頭痛がした時から記憶はなかった。気付いた時には宿に居た。
誰かに操られる感覚はあったのだが、それが誰なのかはわからない
「俺等も止めようとしたんだ。だがその時の悠の魔力が強くて、俺等は太刀打ちできなかったんだ。…その時の悠はまるで別人のような顔をしていた。…俺は能力の暴走だと思っていたのだが、どうも暴走にしては変だと思った」
「…誰かに操られる、そんな感覚はあったんだ」
こう口に出すとキアスは振り返りある言葉を発した。
「クオンティー…」
それは今まで聞いたこともない言葉だった。
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