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お婆ちゃんに話かけられるのは、嫌いじゃない。 お婆ちゃんが庭に撒いた種は、綺麗に花を咲かせている。 季節は春 のんびり時間が過ぎていく。 「バイト探さないといけないから、そろそろ行くね。」 「ほうかね、気をつけてなぁ。」 皺だらけの目尻を余計しわくちゃにして、お婆ちゃんは私を見送る。 こんな長閑な毎日が、この先ずっと続いて行くんだろう… そう思いながら、私はバイト探しを始めた。
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