小さな喫茶店

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「いらっしゃいませー。」 威勢の良いママさん(もう決め付けてる)と、綺麗系のおばちゃんの掛け声。 「今電話した者ですが…」 「空いてるとこ座って。」 ママさんにそう言われ、奥の方の席に座った。 カウンターの中を覗くと、キッチンではちょっと鈍くさそうなおじさんがコーヒーを煎れている。 ママさんはそれを受け取ると、私の前に出した。 「どうぞ。」 「ありがとうございます。」 だけど私は猫舌だ。 んな事言えない私は、フーフーしながら口をつけた。 熱っ!!
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