第一部 《淡き日》

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「皐? それ何?」 「あ、これ? さっき、5才の裕也くんにもらったの。 可愛いでしょ?」  皐(さつき)の左手の薬指には、折り紙で作った指輪がはめられていた。 「可愛いよね~。 俺は大きくなったら、皐先生の旦那さんになるだ! だって~嬉しくて」
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