第3章 花屋に集う人々

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「何が?って、アニキに何か言われたって、由佳がいきなりおしとやかな雰囲気に大変身ですよ!これが驚かずにいられますか?」 「ああ……家でもなんだ」 「え?」 「いやいや……」 俺は軽く手を振った。 3人はとりあえずカウンターに座ると、美里さんに睨まれたので、ピラフとブレンドを注文した。 「とりあえず、私たちのご飯済んでからね」 注文品は美里さんが作るので、彼女がそう言った。 「ええ?客の注文を後回しっすか?」 鉄也がちょっと抗議したが、 「うっさいわね!文句があるなら、外出るか?」 美里さんに睨まれて、言わなかったことにしたらしい。 でも、それでいいのか?  
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