第3章 花屋に集う人々

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「アニキ……」 「おまえもこの際、由佳さんみたいに変わったらどうだ?今のおまえのキャラは似合ってないぜ?」 「そうですか?」 「ああ。もっと普通にしてりゃ、格好いいんじゃないか?」 「え?そうですかねえ?」 その表情はつい最近みた気が…… やっぱり、兄妹かよ…… 「俺、変わってみます!」 「ああ」 俺は苦笑した。 「アニキって言い方も、なんか野暮ったいですよね?」 「そうだな」 「じゃあ、お兄さんと呼んでいいですか?」 ドゲシッ!! 鉄也は床へ転がった。  
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