第1章 はじまりのおと

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「まずい!班長!」 もう班長からも見えている。 『動くな!朝倉!警らが来る!』 「どこにですか!」 見渡したが警らの警官は一人も見えないし、俺が一番近い。 俺は走り出そうとしたが、手をつかまれた。 「離せ!斉藤!」 「マルタイを守るのが俺たちの仕事だ!」 「斉藤!朝倉!」 班長と大臣、後2人のSPがたどり着いて車に乗ろうとした。 「きゃー!!」 その声に振り向くと、男に掴まれた彼女が逃げようともがいていた。 「!!」  
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