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「まずい!班長!」
もう班長からも見えている。
『動くな!朝倉!警らが来る!』
「どこにですか!」
見渡したが警らの警官は一人も見えないし、俺が一番近い。
俺は走り出そうとしたが、手をつかまれた。
「離せ!斉藤!」
「マルタイを守るのが俺たちの仕事だ!」
「斉藤!朝倉!」
班長と大臣、後2人のSPがたどり着いて車に乗ろうとした。
「きゃー!!」
その声に振り向くと、男に掴まれた彼女が逃げようともがいていた。
「!!」
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