1127人が本棚に入れています
本棚に追加
自動ドアが開いたらダッシュだ。
「またお越しくださいー」
ブィーン
今だ!
「なっ!?」
ガッ
「いってぇ~」
なんということだ。足かけてきやがった。なんとかこけないですんだけど。
だが、大変なことになったな。
「いってぇなぁ~捻挫しちゃったよ足」
「おいおい、大丈夫か~?w」
「あーこりゃ駄目だな。病院いかなきゃ。おいどうしてくれんだ?」
全然大丈夫だろ・・・そっちから足かけてきたんだし。だけどそんなこといっちゃ逆にまずい展開になるな。もうなってるけど。
「す、すいません・・・急いでたもので・・・」
「謝ればすむことじゃねんだよ。足を怪我さしたんだ。金払ってもらおうか」
普通に立ってんじゃないか。
「すいません・・・さっき使っちゃいました・・・」
「てめぇそりゃねぇぜ。ん?おい、お前ら見ろよ。こいつ前髪で目隠れてるけどなかなか可愛いぜ」
「うぉ!まじだ。」
「金ないなら身体で払ってもらえば?」
は?
「そうだなw」
「ちょ・・・」
なんだこいつら、僕のポニーテール掴んでどこかへ連れてこうとしやがる。
ここは・・・
「あ!警官さーん。助けてー」
「げ、警官だと!?」
よし、髪放した。今のうちに逃げろ!
「いねえじゃねぇかっておい!まちやがれ!お前らもいくぞ!」
最初のコメントを投稿しよう!