二 実際に非現実な事が起きると嬉しくない

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はぁ・・・今日は走ってばっかりだな・・・ 家に着いた僕は疲れて部屋のベッドに寝転んだ。 それにしても、彼女の驚いた顔、困った顔、笑った顔。 すべてが新鮮だった。 いじめられて嫌じゃないはずがない。 本当は泣きたいのではないか? 同じ境遇な僕はよくわかる。 でも、弱い僕と一緒にしちゃいけないな・・・ さって暗いことばかり考えてないで飯食って疲れたからねちゃお! 猫を部屋に置いていった僕はリビンクに向かった。 ~~~~~~~ 「zzz・・・・」 ガチャ 「ただいまー。みっちゃん大丈夫かーって・・・誰?・・・みっちゃんの彼女?なんでみっちゃんの服着てるの?・・・とりあえず悪いけど起こさなきゃ。」 ユサユサ 「う~ん・・・あ、おかえり」 なんだお母さん帰ってきたのか。 「おかえりってあなたは誰なの」 しまった!また女だということを忘れてた! 「え・・・と、信じられないと思うけど信じてもらえる? 僕だよ。美鶴だよ」 「え?私には息子しかいないわよ?あなた女じゃない!」 普通信じない。当たり前だな。 「えっと今日起きたら女になってたんだ」 「は?」 やばい。お母さん、あなた「何言ってんの?この子、頭おかしいんじゃない?」って言いたそうな顔してる。 僕の過去話せばわかるかな。 「あー・・・生まれた時の体重、三六六七g。六歳までお母さんとお風呂入っていて、八歳から一二歳まで少年野球をやっていた。これで信じてくれる?」 唖然としてる。口開いてますよー。
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