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はぁ・・・今日は走ってばっかりだな・・・
家に着いた僕は疲れて部屋のベッドに寝転んだ。
それにしても、彼女の驚いた顔、困った顔、笑った顔。
すべてが新鮮だった。
いじめられて嫌じゃないはずがない。
本当は泣きたいのではないか?
同じ境遇な僕はよくわかる。
でも、弱い僕と一緒にしちゃいけないな・・・
さって暗いことばかり考えてないで飯食って疲れたからねちゃお!
猫を部屋に置いていった僕はリビンクに向かった。
~~~~~~~
「zzz・・・・」
ガチャ
「ただいまー。みっちゃん大丈夫かーって・・・誰?・・・みっちゃんの彼女?なんでみっちゃんの服着てるの?・・・とりあえず悪いけど起こさなきゃ。」
ユサユサ
「う~ん・・・あ、おかえり」
なんだお母さん帰ってきたのか。
「おかえりってあなたは誰なの」
しまった!また女だということを忘れてた!
「え・・・と、信じられないと思うけど信じてもらえる?
僕だよ。美鶴だよ」
「え?私には息子しかいないわよ?あなた女じゃない!」
普通信じない。当たり前だな。
「えっと今日起きたら女になってたんだ」
「は?」
やばい。お母さん、あなた「何言ってんの?この子、頭おかしいんじゃない?」って言いたそうな顔してる。
僕の過去話せばわかるかな。
「あー・・・生まれた時の体重、三六六七g。六歳までお母さんとお風呂入っていて、八歳から一二歳まで少年野球をやっていた。これで信じてくれる?」
唖然としてる。口開いてますよー。
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