二 実際に非現実な事が起きると嬉しくない

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「お母さん?大丈夫か?」 頭抑えてソファに倒れこむように座ったし。 「だ、大丈夫よ・・・あなたが百歩譲って女の子になったってことは信じるわ・・・だけど何で女の子になっちゃったの?」 譲りすぎだろ。 「わからない」 「わからないって・・・あなたねぇ・・・」 いや、本当に知らんて。 キレラレテモコマリマス。 「まぁいいや・・・とりあえず学校どうするかよね・・・」 そうだよ・・・そうなんですよ。 女の姿で行くわけにもいかない。男の制服着ても、ものすごい不自然だし。 「はぁ・・・とりあえず・・・学校のほうはお母さんがなんとかするからあなたは部屋に行ってなさい」 「わかった・・・」 僕は渋々部屋へと戻った。 あ、今何時だろ。 「7時!!?」 何時間眠ってたんだ僕。弁当食ってないし。
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