始まり

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「う~ん………。」 俺は眠い体を起こして、五月蝿い目覚ましを止めた。 俺の名前は桑原霊(くわばらりょう)17歳の高校生だ。 彼女は一応居るが、高校生なので独身にしときましょう。 「はぁ………今日も学校に行かなきゃなぁ………。」 俺はため息混じりで言った。 そして寝癖頭を直さず、そのまま下のリビングに行った。 「おはよ~………。」 「おはようございます。」 「母さん………そんな他人行儀じゃなくても良いんだよ?」 「あら………良いじゃないですか?それとも霊はこう言うのはお嫌い?」 「嫌いじゃないけどね………。」 えーこの女性は、俺の母さんの桑原幽子(くわばらゆうこ)ピンクに染めた腰まである長い滑らかな髪に、息子の俺でもかなり美人だと思う程の容姿。 そしてかなりのプロポーション///// おっと!! 鼻血が出ちまったぜ。 しかし、父さんも羨ましいよな…………もう事故で亡くなったけど………。 「霊、早く朝ごはん食べないと学校遅刻してしまいますわよ。」 母さんは終始ニコニコしながら恐ろしい事を言っている。 「やっべ!!」 俺は急いで飯を腹ん中に押し込んで、バックを持って出掛けた。 「行ってきま~す!!」 「行ってらっしゃい。」 母さんはニコニコしながら手を振って言った。
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