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「ふぁ~………。」
俺は大きなアクビをしながら歩いて学校へ向かう。
ちきしょう………何で歩いてでも行ける距離に学校が有るんだよ。
何か小学生じゃないか………。
「霊~おはよ~!」
前からニコニコしながら走ってくる黒髪のツインテールの女の子は、相原霊子(あいはらりょうこ)。
俺の彼女だ。
「やぁ。霊子。」
俺は某リアルロボットアニメの赤い彗星の真似をして言った。
「霊、それってガ○ダムのシ○ア大佐の真似でしょ?本当に好きなんだから。」
霊子はニコニコしながら言った。
あぁ………可愛い////
「今日も霊は可愛いメガネしてるね!」
「おいおい………注目するとこそこ?」
「良いじゃない。その黒いメガネ似合ってるよ。」
「あ……ありがとう////」
「照れてる~!可愛い!!」
そんな笑顔で俺を見ないでくれ………可愛すぎるから////
「よっ!お二人さん!」
そして俺たちの後ろからやって来たのは、俺の幼なじみで親友の、片桐妖(かたぎりよう)。
うちの学校ではかなりモテるイケメンだ。
「よっ!朝から元気だな。」
「そうかぁ!?お前は元気無さすぎるんだよ!!あははははは!!」
そう。
こいつはかなりのハイテンションで、たまに誰も着いて行けなくなる。
俺でもね。
「はぁ………今日もかったりぃなぁ………。」
「だなぁ………。」
霊子以外ため息を出しながら歩いた。
あの超が沢山付く程元気な妖でもこの時だけはかなりテンションが下がる。
そしてしばらく歩いたら、学校へ着いた。
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