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「ねぇ、308号室の岡崎さん知ってる?」
「知ってる知ってる。なんでもかなり若い時に旦那さんが亡くなられたのよね。」
「そうそう。で、再婚も何もされてないのよね。あー!私もそんな風に燃える恋がしたいわ~!」
「ははは…まずは相手ね。」
「ひど~い。」
そんな事を二人が話していると一人の妙齢の女性が入ってきた。
「あっ!柊婦長。」
二人の看護婦が立ち上がり一礼をした。
「婦長はもう引退して今はただの患者よ。」
柊椋…藤林椋と言った方がわかりやすいか。
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