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あなたたちが話しをしていた岡崎さんの旦那さんだけど私は知ってるわよ。」
「そうなんですか!」
椋の言葉に看護婦達が驚いていた。
「どんな方だったのです?」
一人が目をキラキラと輝かせ聞いて来た。
「うん、それは…。」
ピーピー!!
椋の言葉の途中で突然異変を知らせるブザーが鳴り響いた。
すばやくどこからなのかを確認すると
「308号室!岡崎さんです!先生を呼んできて!」
「はい!」
看護婦達は飛ぶように走って行った。
「あっ…。私も行かなきゃ。」
椋は何故かそんな気がしてならず自然と足が動いていた。
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