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そこは一面中で光りで包まれていた。
「ここは…?確か私は病院にいたはずだが。」
智代は周りを見回して不思議に思いながら言った。
そして何かを言わなければとも思った。「朋也。お前が居なくなってから私が歩いて来た長い道を、話そうかな。」
自然と口が動いていることに自分でも驚いていた。
「お前を失ってからしばらくは何もする気が私は起きなかった。なんせお前と過ごせたはずの長い、長い時間がとまったのだからな。でも私は歩いた。一人でも私は強くなったぞ。」
智代は誇らしげに胸を張り言った。
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