あの娘は誰⁉

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まだ朝5時、外には人一人見当たらない 国中が静まり返っている…しかし一人だけ起きていた。みんなの憧れ✨この国を守っている騎士団長のキリトだ。教養、剣の技術、なんでも完璧にこなしてしまう。 そんな彼にも悩みがある、最近毎日がつまらないっていうことだ😓「ふぁ~ぁ~💦ねみ~」キリトはこんな顔は人前では絶対に見せない。お城では【クールなキリト様】で通っているからリラックスできるのはこの時間だけだ。 キリトが寝ぼけまなこを擦りながら歩いていると、いきなり周囲が強い光に包まれた。 「うわっ、何だ⁉」 キリトは目を覆った 太陽?…いや違う‼ 紫色の光なんてあり得ない… それは城門から放たれていた。急いでいくと城門の上に一人の女性が立っていた。光はその人の額から放たれているようだ。 キリトはその光景に目が離せないまるで金縛りにかかったように…しばらくすると女性の額からは光が消えた。その次の瞬間…女性は城門から飛び降りた (まさか…自殺⁉)心配になったキリトは恐る恐る下を見てみた…するとそこには、血一滴すら見当たらなかった…「そういえば落ちる音も聞こえなかったし……まさか、途中で消えたんじゃ…」しばらく考えて… 「はっはは…そんなことあるわけないじゃないか…きっと疲れているんだな…こんな夢をみるなんてな… キリトはそうつぶやくと城に戻っていった。―まさかこの出来事が現実だとは思いもせずに…
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