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ブルーアイ…
(また言われた…俺が一番傷つく言葉…)
ブルーアイ(蒼い瞳)を持っている人は珍しく、(呪いの瞳)とか言われて、いじめの対象にされた。キリトもその一人だ、だから小さい頃から海のように蒼いこの瞳が大嫌いだ。
「こんな瞳なんか…」キリトは瞳を潰すかのように目の皮膚を握りしめた。
悔しかった。蒼い瞳なだけなのにこんなに言われるのがキリトはすごく悔しかった。
小さい頃、本当にこの瞳が嫌になって母に、整形したいといったことがあった、しかし、母は承諾してくれるはずがなかった。
「自分の目を大切にしなさい‼」
と、一喝されてしまった。
気が付くと時計は11時を回っていた。
「こんなことを考えていてもしょうがない…もう寝るか…」
キリトは今日の疲れを忘れるかのようにぐっすり眠った。
また明日の朝、城門に行こうと心に決めて…
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