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涼と沙羅がしばらく他愛のない話をして、沙羅が落ち着いてきた頃、ふと何か眩しい光が現れ、二人はその光へと目を向けた。
上の方から突如現れた光は、二人のいる場所から離れた場所に落ち、一瞬浮いてから着地したかと思えば、徐々に光は弱まり、直視できるくらいの明かりに変わる。
光の中にいたのは涼や沙羅と同じくやはり人だった。二人は知っている人物だろうかと思い、新たにこの場所に来た人物へと近付いていく。徐々に近付いていったことで分かったが、新しく来た人物は女だった。
水色で腰まである長い髪を三つ編みにしていて、右が金、左が青のオッドアイをしていた。
服装は肩当て、籠手もついた、黒いマント付きの黒い鎧を身に付け、下は緑のラインが入ったミニスカート。靴も同じような、黒に緑のラインが入ったブーツを履いていた。
やはり二人と同じように、顔もアバター風のものへと変わっていて、その姿は二人も知っていた。
二人が声をかけようとした時、その女性はいきなり起こったことに、驚きで目を見開いていたため、今声をかけたら余計に混乱させてしまうだろうと思って口をつぐんだ。
現在の状況整理をしているためか、涼と沙羅には気付いていないようだったので、二人はしばらくその女性の様子を眺めていることにした。
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