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そんなワタクシが、
制服が切り刻まれ、定番の体育倉庫裏で蹴られ殴られした身体で学校を抜け出し、踏み入れたところに彼がいた。
彼は、ワタクシを射るような目で見たあと、すぐに目を見開いた。
「…お前、そのかっこ…」
ワタクシは、彼を視界に入れると同時に、彼の周りにねっころがっている…?(正しくは、倒れている。)人達に目がいった。
咄嗟に、『この人危ない!』と思って、逃げようとしたけど恐怖で足がガクガクして動ける状態じゃなかった。
「…おい。」
「ひゃっ!」
恐怖で俯いていたワタクシの肩に突然手を置かれ、ビックリして変な声がでた。
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