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「あんた何してんの?死ぬ気なわけ?」
「あなたに関係ないでしょ?別に歌いたかっただけだよ………」
「へぇ、あんた風邪ひくよ?雨宿りついでに話しようよ」
「暇だしいいよ」
少女は少年の傘に入り、少年の家へと向かった。
「俺等見た感じ恋人かもな。ねぇ彼女さん」
「こんなとこ知り合いには、見られたくないな…。」
「あんた彼氏いるんだ?」
「ん?いないよ。最近別れた。あなた彼女は?」
「今はいない……。女ってめんどくさいし」
「私もその女だけど?」
少年は少女の言葉に少し考えた。
「何かあんたは、他の女とは違う気がする」
「そりゃどうも。ここがあなたの家?」
「ん、入っていいよ」
少女はためらいもなく、少年の家に入っていった。
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