バスタオル

8/10
前へ
/89ページ
次へ
仕方なく何もつけずに、ただバスタオルは巻いて、彼の横を少し離れて、ゆっくり座った。 見えない様に注意をしながら座ると、彼はアタシを抱き寄せて、 「恥ずかしいの?」 と聞いてきた。 灰皿から立ちのぼる煙を見つめながら、『うん…。』と声を絞り出した。
/89ページ

最初のコメントを投稿しよう!

215人が本棚に入れています
本棚に追加