第1章 出会い

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目が覚めたら自分の部屋だった。 「何だ夢か…」 椿は告白も全部夢だと思いガッカリしていると 「あら?おはよう」 昨日あった赤い服を着た女が自分の部屋で椿の服をたたんでいた。 (あれ?確かあれは夢だったよな?) と思いつつ不思議に見ていたら女がこちらを向いて目が合った。 「ああ。いまいちこの状況を理解していないようね」 椿はまず自分の頬をつねった。つねりながら携帯を見た。痛いし、終業式の日を過ぎている。 全部現実であった。 「まじかよ…」 「本気と書いてマジよ」 おちょくっているのか知らないが女は言った。
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