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目が覚めたら自分の部屋だった。
「何だ夢か…」
椿は告白も全部夢だと思いガッカリしていると
「あら?おはよう」
昨日あった赤い服を着た女が自分の部屋で椿の服をたたんでいた。
(あれ?確かあれは夢だったよな?)
と思いつつ不思議に見ていたら女がこちらを向いて目が合った。
「ああ。いまいちこの状況を理解していないようね」
椿はまず自分の頬をつねった。つねりながら携帯を見た。痛いし、終業式の日を過ぎている。
全部現実であった。
「まじかよ…」
「本気と書いてマジよ」
おちょくっているのか知らないが女は言った。
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