89人が本棚に入れています
本棚に追加
/49ページ
Step3.
これも演劇の発声練習では定番。
北原白秋のあいうえおの歌
通称『あめんぼ歌』です。
あめんぼ赤いな。アイウエオ、
うき藻に小えびもおよいでる。
柿の木、栗の木。カキクケコ、
啄木鳥(キツツキ)、こつけつ、枯れけやき。
ささげに酢をかけサシスセソ、
その魚(うお)浅瀬で刺しました。
立ちましょラッパでタチツテト、
トテトテタッタと飛び立った。
なめくじのろのろナニヌネノ、
納戸(なんど)にぬめってなにねばる。
鳩ぽっぽほろほろハヒフヘホ、
日向のおへやにゃ笛を吹く。
まいまいねじまきマミムメモ、
梅の実落ちても見もしまい。
焼栗(やきぐり)ゆで栗ヤイユエヨ、
山田に灯(ひ)のつく宵(よい)の家。
雷鳥は寒かろラリルレロ、
蓮華(れんげ)がさいたら瑠璃の鳥。
わいわいわっしょいワイウエオ、
植木屋井戸がえお祭りだ。
演劇部ではボイスの倍はゆっくり言ってますが、専門学校では結構速いペースで呼んでます。
また、速いペースでやる際は、少し工夫して読むと良いと思います。
例えば
「あめんぼ~およいでる。」→あ行
「柿の木~枯れけやき。」→か行
「/」→ブレス(息継ぎ)
のように表すと、
あ行 / か行 / さ行...
のように、「あめんぼ~およいでる」まで息継ぎ無しが一段階目
あ行か行 / さ行た行 /
のように、二つ毎にブレスが二段階目
このように、一息で読む長さを増やしてみて下さい。
わかりにくかったらすみませんVv←
また、これは大人数で勝負形式に読む事も可能です。
やり方は、まず
「あめんぼ赤いなアイウエオ」
を読むチームと
「うき藻に小えびもおよいでる。」
を読むチームに別れます。
互いに向き合い、後はとにかく全力で決められたフレーズを言い合います。
イメージは…運動会の応援合戦みたいな?
どちらがより大きな声で読めるかを競います。
距離は、遠ければ遠い程良いですが…そこまで気にしなくても良いでしょう。
近すぎなければ(笑)
この方法なら、発声練習と同時に結構体も温まります。
読む際に片足を一歩出すようにすると、より力強く読めますよ^^
発声だけでなく台詞として、有り得ない光景でも頭の中でイメージを膨らませて、感情を込めて読むのも良い練習になります。
「あっ、あめんぼだ!赤いなぁ…
水面には藻が浮かんでる。
小えびも沢山泳いでるよ。」
みたいなイメージ←なんだそれ
まぁ人それぞれですがね(笑)
最初のコメントを投稿しよう!