基本的発声練習2-発音練習-

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Step3. これも演劇の発声練習では定番。 北原白秋のあいうえおの歌 通称『あめんぼ歌』です。 あめんぼ赤いな。アイウエオ、 うき藻に小えびもおよいでる。 柿の木、栗の木。カキクケコ、 啄木鳥(キツツキ)、こつけつ、枯れけやき。 ささげに酢をかけサシスセソ、 その魚(うお)浅瀬で刺しました。 立ちましょラッパでタチツテト、 トテトテタッタと飛び立った。 なめくじのろのろナニヌネノ、 納戸(なんど)にぬめってなにねばる。 鳩ぽっぽほろほろハヒフヘホ、 日向のおへやにゃ笛を吹く。 まいまいねじまきマミムメモ、 梅の実落ちても見もしまい。 焼栗(やきぐり)ゆで栗ヤイユエヨ、 山田に灯(ひ)のつく宵(よい)の家。 雷鳥は寒かろラリルレロ、 蓮華(れんげ)がさいたら瑠璃の鳥。 わいわいわっしょいワイウエオ、 植木屋井戸がえお祭りだ。 演劇部ではボイスの倍はゆっくり言ってますが、専門学校では結構速いペースで呼んでます。 また、速いペースでやる際は、少し工夫して読むと良いと思います。 例えば 「あめんぼ~およいでる。」→あ行 「柿の木~枯れけやき。」→か行 「/」→ブレス(息継ぎ) のように表すと、 あ行 / か行 / さ行... のように、「あめんぼ~およいでる」まで息継ぎ無しが一段階目 あ行か行 / さ行た行 / のように、二つ毎にブレスが二段階目 このように、一息で読む長さを増やしてみて下さい。 わかりにくかったらすみませんVv← また、これは大人数で勝負形式に読む事も可能です。 やり方は、まず 「あめんぼ赤いなアイウエオ」 を読むチームと 「うき藻に小えびもおよいでる。」 を読むチームに別れます。 互いに向き合い、後はとにかく全力で決められたフレーズを言い合います。 イメージは…運動会の応援合戦みたいな? どちらがより大きな声で読めるかを競います。 距離は、遠ければ遠い程良いですが…そこまで気にしなくても良いでしょう。 近すぎなければ(笑) この方法なら、発声練習と同時に結構体も温まります。 読む際に片足を一歩出すようにすると、より力強く読めますよ^^ 発声だけでなく台詞として、有り得ない光景でも頭の中でイメージを膨らませて、感情を込めて読むのも良い練習になります。 「あっ、あめんぼだ!赤いなぁ… 水面には藻が浮かんでる。 小えびも沢山泳いでるよ。」 みたいなイメージ←なんだそれ まぁ人それぞれですがね(笑)image=273833216.jpg
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