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「ここか!!ここだな、かっぱらい小僧のアジトは!!」
「お前ら、おとなしくここから出て来い!!」
戸をひどくバンバンたたく音と、二人の男の怒号が聞こえた。
「げげげっっ!!オッサン達だ!!―改電、バリケード張るぞ!!」
鋼二はそう言うと、改電と一緒にそこら辺にあるものすべてをドアのほうに移動させ、バリケードを作った。
「優希、粘着爆弾の用意、千瑠は一美さんを奥の部屋へ!」
「わかりました!」
「はぁーい。」
メガネの少年優希と、一番年下の少女、千瑠は元気よく鋼二に対して返事をし、それぞれの仕事へ移った。
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