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夜中のインターホン
これは昔ラジオでやっていた話と聞いた話を元にしております。
ある男性は大学に入ると念願の一人暮らしを始めました。
仮名で健さんとします。
健さんは大体夜は1時に寝る人でした。その日もいつも通り1時になったので寝ようとベットに入りました。
ウトウトして来てすぐインターホンが 「ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン…」と何回も鳴りました。
健「誰だよ。せっかくウトウトしてたのに」
ふてくされながら、玄関穴を覗いた。
誰も居ない
「ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン…」とまだ鳴っている。
耳をすまして見るとどうやら隣の部屋のようだ。
健「隣、何してんだよ。あっそういえば隣男だったよな?女じゃないのか、チラッと顔見てやろぅ」
これが間違いだったこの事をきっかけに俺は恐怖の日々を過ごすことになった。
健はそ~っと玄関のドアを開け、隣を見た。
確かに女がいたが なんか様子が変な女だった。
顔は良く見えないが…髪は長くボサボサで薄汚れたコートを来て何やら紙袋を持っている。
健に女は気付き、 近寄って来た。そして「隣の男、何で出ないの?ねぇあんた何か知ってるんじゃない」とつっかかってきた。
健はついどもってしまった「留守じゃないですか?た…多分」
健は怖くなった。 女の顔を見たが中年のような顔つきで異様なまでの執着心に
早くこの場を離れたかった。
だから思わず 「俺、お隣の人とは関係ないから」とガチャッと戸に鍵をした。
そして玄関穴から覗いた。
女は隣に戻って行きまた「ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン…」と鳴らし続けた。
健は何なんだあの女は…とベットに潜り込んで寝た。
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