医者の卵 立花 美海

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ピ───────────────── 「0時27分…御臨終です…」 あぁ…。助けられなかった…。 私は医者なのに…。 ここは附属病院の手術室。私は立花 美海<タチバナ ミナミ>。ここの最年少の医者の卵だ。 いままでなんどか手術に立ち合ったが今日初めて手術で人を助けられない瞬間をみた。 あぁ…。 なんかくらくらしてきた…。やば…。 …ガシャ―ン! 「立花さん!?立花さん!」 誰か呼んでる…。 「ちょっと他の人呼んでくるから!」 バタバタ… 近くにいた看護婦は走って手術室を出た。
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