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ヤバイ。コレじゃ女の子の部屋に入る事は愚か、単に場をシラけさせただけじゃないか。
「いや、それだけじゃないぞ。言い忘れてたが、コレにルールを追加するんだ」
そう突然言ったのは先輩だ。一体何を言い出すのかと思いきや、その答えは中々興味深かった。
「この話は、確かにそういう方法で解決できるんだ。しかし、コレはスタートの人間がどう動くかで勝負が決まるんだ。だから、まずコレをルーレットにして、自分にしか分からないようにする」
そう彼は言うと、四枚のガムを取り出して皆に配った。
「コレを四隅に着いたら噛むんだ。一枚だけ激辛が混じってる。そして第二ルール。例えば誰もいない場所に着いた時。その人はスタートの走者になるんだ。こうする事で回は回り、誰がスタート走者なのか、益々分からなくなる」
俺はこのルールに素直に感心すると共に、物は言いようだな。と思った。
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