生物兵器

4/10
17人が本棚に入れています
本棚に追加
/132ページ
その夜 狂介:戦争が終わって1年、まともに手合わせしてないんだ。感覚がわずかに鈍ってる。3人で手合わせしようぜ。まず、俺と由紀ちゃん、次に戸田と俺だ。何なら2人と同時に相手してもいい。 由紀:随分余裕なのね。 恵里佳:いつまでもアタシを見下してると、死にますよ。 狂介:上等だぁ!! 狂介は村正を抜刀した。それに続くように恵里佳と由紀も刀を抜いた。 恵里佳:アタシから行きますよ。 シャッ! 恵里佳と狂介との距離は数十メートルは離れていたが、恵里佳は一瞬にして間合いを詰め、狂介の背後に回った。 狂介:見えてるぜ。 シャッ! 今度は狂介も瞬時に恵里佳の背後に回った。 由紀:(戦争から1年が過ぎてるとはいえ、この殺気、この瞬歩、狂介も恵里佳も全く衰えを感じさせない。) 狂介:チョロチョロと厄介なのは相変わらずだなぁ!! 恵里佳:忍が身のこなしで負けたら、終わりなんスよ!! ガキィン! 狂介が背後に回った恵里佳に素早い一撃を見舞ったが、恵里佳は上手く防御した。 由紀:恵里佳!私と変わって。 由紀は二刀小太刀を抜いた。
/132ページ

最初のコメントを投稿しよう!