追憶編、戦場の侍達。

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恵里佳:こっちにも少年兵の死体がちょいちょい見受けられます。どうやら敵さんは動ける者は女子供まで使って戦争する気なんでしょう。 由紀:まだ、ほんの子供じゃない!!こんなの侍のする事じゃない!!こんなの武士道じゃない!! 狂介:戦争なんだ。子供であっても軍服を来て、銃を持てば兵隊だ。 由紀:狂介の腕なら子供を殺さず切り抜ける事だって出来たじゃない!! 狂介:ここは戦場だぞ!生きるか死ぬかの戦場だ。これ以上子供が死ぬのを見たくないなら、この戦争を早く終わらせる事だ。 恵里佳:大変です!妲樹さんが! 釜山、米軍キャンプ。 狂介:何があった。 由美子:妲樹さん、ロケット弾の直撃を受けたんです。手持ちのRPG-7でした。 由紀:容体は? 由美子:命に別状ありませんが、意識が戻らない状態です。
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